2008.05.22

HP 2133 Mini-Note PC登場で世界が変わるか!?

HP 2133 Mini-Note PCが発表になった。
写真で見る限り見た目はプラスチッキーでなく結構いい感じで、それなのに価格が5万台に押さえたことが何より驚きだが、モバイルとしてみると1.27kgの重量とかC7使ってるのに2.3時間のバッテリ駆動時間とかありえねえと叫びたいところ。とはいえモバイル向きのミニノートPCとしては歴史的一品なのかも。
というのも、これまでモバイル用のミニノートって言ったら全部日本製品だけで、最近になってEeePCとかCloudBookとか出たけどやっぱり全部アジア発だった。
米・欧州メーカーからは一部のマイナーメーカーからFLIPSTARTとかOQOとかFLYBOOKとか出てたけど、メジャーメーカーはミニノートPCはまったく出してなくて、体も手もでかい毛唐どもにはまったく受け入れられないとされてきた。
そんな中、世界No1 PCメーカーのHPが「安いミニノートPC」としてHP 2133 Mini-Note PCを出してきたわけだ。
元々HPは現在ではほぼ唯一といっていい非スマートフォンPDAのメーカーだし、古くは名機HP200LXのメーカーでモバイルに取り組んでるの会社ではあったけど、モバイルはPDAと割り切ってたのかやっぱりノートPCはもう一歩でかいものばかりだった。
そのHPがついにモバイルノートPCに進出。PDAと従来のノートPCの間を埋める製品、という位置づけなんだろうけど、大して価格が違わない現行&新型EeePCとかと比べて汎用性という面ではもはや格が違う内容だし、見た目も良さそうなので店頭とかにも置けば自宅で居間や机、ベッド、はてはトイレ?を移動しつつ利用するようなユーザーにも結構売れるんじゃないだろうか。
主にストレージ容量の小ささから来る制限の多さがネックになるEeePCとかと比べれば制限が少なく、メジャーメーカーの製品なので店員もおすすめしやすいだろうし、低価格ミニノートでもフルスペック、というのは一つのスタンダードになるかも。
Atomも登場間近な今、対抗のDELLがどうするか、とかパナソニックやソニーや富士通のような日本メーカーがどうするか、とかEeePCなどの格安モバイルノートが今後どうなっていくのか、とモバイルノートの今後が非常に楽しみになってきた。

 

2008.04.16

NEC Luiで気になるモバイルツール

NECが「ユビキタス時代の提案」として力入れてたLui。

ホームサーバーとかいわれても普通の家庭ではPCつけっぱなしとかしませんし、ネットワークに繋ぎっぱなしとなるとセキュリティも危ない。動画再生にはDVD/BD入ってちゃ駄目とか保護コンテンツは駄目とかの壁があるし、そのくせハイエンドより上の価格とかどこをどう考えても一般家庭にフォーカスしてない、マニアならリモート管理なんぞ自前で実現してるのでこの商品群は一体誰を見て作ったのかイマイチ不明なコンセプトな気がするんですが、きっと何か企画・開発の人々には深遠な考えがあるんだろうとか実は一般ピープルも普通にリモートで自宅のPCに繋ぎまくる時代なのかとかは置いとくとして、発表されたシンクライアントのLui RN、Lui RPはモバイラーとして激しく気になる一品。
Lui RNの方はモバイル原稿書きな方には「これは・・・!」となる人もいるだろうし、単純なモバイルとしてはLui RPが気になるところかも。
NECといえばモバイルギアやシグマリオンなんかが思い出されるところですが、個人的には初めて買ったモバイルツールである「文豪ARDATA」。
Lui RNはなんとなくARDATAを思い出す一品だったり。

でも、どっちも「シンクライアント」なんだよねえ・・・
あくまでもサーバーと繋いで使うことを前提としているわけで、果たして単体でどこまで使えるのか微妙。
メモリ搭載量とかも公開されてないし、8GBのSDが3000円台まで落ちてきた今、SDHC非対応ってのもナンデ?と。
やっぱりシンクライアントということはせめて無線LAN経由、最低でもイーモバクラスの回線と組み合わせないと役立たずなのかね?
その場合、通勤経路の全てが「地下鉄」な私には激しくイラネな一品になってしまいそう。
やっぱり単体である程度使えて、そこからさらにプラスアルファ、であってほしいなあ。

 

2008.04.14

Willcom D4発表キター!!けど。

Willcom D4の詳細、ついに発表されましたね。
これが無印W-ZERO3の後継、ということになるんでしょうか。
メイン用途を電話にシフトしている[es]系はスマートフォンとしては非常に使いやすいと思いますし、W-ZERO3系はより情報端末として使うならPC寄りなのは仕方ないかな。
で、期待のAtom搭載。もちろんのBluetooth搭載
サイズは新書サイズだし、重さも500gを切る470g。
液晶は5インチ、1024*600なので日常用途なら問題ない。
もちろん外部ディスプレイ端子もあり、USBも2つある。
HDDは1.8インチですがSATAで、将来はSSDも視野に入れられるかも。
まあとにかく、スペック的にはかなりの魅力を秘めています。
でも一言。
なんでOSがVistaなんですか・・・
いや、MicrosoftがXPなくす、って言ってたし、その後の延長宣言もコイツの開発時期を考えれば仕方ない。
とはいえ、やっぱりここはせめて選択肢が残るようにがんばって欲しかった。
なにせ今となってはMicrosoft自ら、「モバイルにはXPの方がいい」という結論を出したも同然の延長を発表したばかりなのだから。
まあサポートとか今からXPってのも、と言うのもわかるのだが・・・
多機種から流用できるドライバも不透明、というかW-SIM積んで電話できるPCなんてほかにないこと思えば結構絶望的なんじゃねえかとも思えるし、そうなると最後の手段、OS乗せ変えも通用しない可能性大。少なくともW-SIM積んだままXP、というのは厳しそう。
シャープがハードウェア仕様をオープンにするとは思えないし、ドライバも・・・。
で、その残念感をさらに助長しているのがメモリ1G固定。
まあシャープの新端末の初代はメモリ少なめ、というか使えるギリギリにするのが基本?なので、予想された展開ではあるのですが、Vistaにする時点でもうちょい積もうとは思わなかったのか。
あとバッテリーの持ち時間が「計測中」とかでオープンになってないのも気になります。
大容量バッテリーを用意、ってつまりは本体バッテリーでは厳しいと言ってるようなもんではないか?と。
で、最後に価格。単体では128600円。Atom搭載って安価に出来るはずじゃ・・・
というのは開発費もあるでしょうから忘れるとしても、EeePCをはじめ、今後台湾とかも含む各社から続々出てくる中、キャリア縛りのあるWillcom D4のお得感って結構薄れてくる気がします。
現時点でもキャリア縛りも何もなく、イーモバとかも使える「LOOX U」とあまり変わらないし。
次世代PHS対応、ってのもW-SIMとの互換性なければ「USBで」とか言い出しかねないし。

後はスライドキーボードかな・・・アドエスでも真ん中あたりのキーは遠いのに、さらに大きくなったらインプットスタイル辛そうなのでできればやめて欲しかった。
チルトはいいけど机において、ならあのキーボードはタッチ微妙そうだし。

なにはともあれ昔買ったパワザウ506以来、シャープの初代機って地雷(というか後継がえらく良くなるのでやたら悔しい)のような気もするので、私は間違いなく見送りになるでしょう。
各社のAtom搭載機出揃うのを待ちます。

個人的にはカーソルキーが独立したLOOX U後継に期待、かな。

 

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