2009.04.17
WILLCOM NS登場!・・・ってビミョー・・・
WILLCOMから新デバイス誕生!その名も「WILLCOM NS」!
アナログのシステム手帳にデジタルのMIDを組み込み融合させるという新コンセプト!
・・・いいんだけど、どうもこの「WILLCOM NS」、想定している利用シーンが説明どおりだとするとあさってに向いてる気がする。
システム手帳使える状況なら普通に携帯なりノートPCなりを使うと思うし、電車の中とかでは片手で持って操作できる携帯の方が圧倒的に便利。
大画面といってもiPhoneより一回り大きいだけ、解像度も480×800だし、「WILLCOM CORE 3G」ならともかく、WillcomのW-SIMで出せる回線速度だとその場で快適に情報収集ともいかないだろう。
オフラインで事前に収集・・・というのもそれなら普通は携帯で、その場で最新情報を以下略。
で、私が思いついた使い方は、どちらかというとネット接続してどうとかいうより、テキストデータとかPDFとか画像とか、手帳を補完するデータビューア的な使い方。
「手帳術」とかで問題になるのは過去のデータをどうするか。
「手帳」という中でひとつに完結することにこだわるなら、システム手帳と一体化できる「WILLCOM NS」はネットに繋いでどうとかいうより、むしろ過去のメモをどうするかという手帳利用上の問題をクリアできるツールとして有用かもしれない。
過去の手帳の内容をテキストに落として入れておいて検索したり、手帳そのものをスキャンしてPDFか画像にして入れておいたら結構便利そうだ。
そしてそういったデータは「DropBox」みたいなやり方で自宅や会社のPCと自動で連携。
ここで初めてネットを使うことになるが、こういったデータ連携部分は一般の手帳術のPCや携帯を使うやり方だとメール使ったりメディア経由したりとあまりスマートじゃないが、PHS機能を持つWILLCOM NSならではのアドバンテージになりうる。
・・・と考えていって問題になるのは、OSが「WindowsCE 5.0」ということ。
WindowsMobileと基本的には同じはずだし、ある程度の互換性はあると思うが、「WindowsCE 5.0」のデバイスなんて今やほとんどないし、テキストビューアやらのそういった「手帳ならでは」の使い方をフォローするツールが動くのか、また開発されるのか。
インタフェースが独自になってるので東芝のSDK使わんとどうにもならないとかじゃなきゃいいんだが。
もしすべてがうまく回って、手帳を完全にフォローできるツールに成長したら、手帳愛好家の間で手放せないアイテムに化けるかもしれない。
・・・そこまでのハードルかなり高いけどね。
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