2012.03.05
格安大型裁断機レビューその2
裁断機1ヶ月レンタル、レンタル期間終了しました。
スキャレンの梱包財は結構よく考えられてると思います。しまい方の手順もあって返すのも楽でした。
途中インフルエンザ?っぽい風邪で寝込んだりと思うようには進みませんでしたが、1ヶ月あるので焦らずやれるんでよかったです。
さて、この1ヶ月実際に使ってみての使い勝手のレビューです。 今回はとにかく「部屋片付けとして大量に、一気に」というコンセプトで使いましたのでそのつもりで。
この大型裁断機PT6176ですが、慣れるまではなかなか大変でした。
とにかく表紙側と裏側でのズレが問題で、ズレのせいで切ってる最中に力が逃げるようで、ハンドル(刃)を下ろすのにえらく力が要ります。最初は刃がダメなのかと思い交換してもらおうかと思ったほど。 紙押さえを締め上げるとズレが少なくてすみ、切る力もそこまでいらなくなるのですが、とにかくガチガチにやらないといけないのでえらく疲れる。締め上げればズレは少なくなるけど・・・やっぱりズレる。表紙もへこむ。 裁断のズレはコマ等にかからなければ許容できますが、切るのにかかる力はどうしようもない。 とにかく疲れます。
・・・ってことでレンタル品にもかかわらずゴム板導入しました。
ホームセンターで1mm厚、幅1mの切り売りゴム板があったので30cmほど購入、30cm×3.5cm(押さえ側)、5cm(土台側)の2本を切り出して両面テープでペタリ。 紙押さえ側は幅は3cm程度ですが、肝心の押さえ部分がフラットではなく山型になってて両端しか押さえが効かない(この裁断機最大の欠点だと思う)ので少し広めに。 裁断できる厚みは減りますがゴムを3mm位の厚めにすればもっといいかも。 導入前に準備しておくことをお勧めしますw
返却時に剥がした紙押さえ側のゴム板。全面両面テープなんだが中央部はくっついてない。
ゴム板改造でズレは最小限に押さえられ、また裁断も切ってる最中にズレないためぐっと軽く切れるようになります。 ・・・まあそれでも多少はズレるんですが、普通に締めれば小説等の本文やマンガのコマにかかるわけではないし、Scansnapの紙セット時にガイド調整で済む範囲なのでいいかなと。
欠点として返す時に発覚したのですが両面テープのノリがガッツリ残ります(レンタルじゃなければ関係ないだろうけど)。 テープはダイソーのビニールタイプを使ったのですが、紙を押さえる時に完全密着させるのでとにかくしっかりと。紙テープじゃない方にしたので大丈夫かと思ったけどノリは駄目だった。 私は家にあったブレーキクリーナーとヘラ(不要なカード)で何とかそぎ落としましたが、ステッカー貼がしのようなものを用意しておいた方が良いです。 あと、あまり強力なテープじゃないほうがいいかも。
その他問題点として大きいのは裁断ライン合わせるのが難しいというところ。 一応、方眼で目盛りが振ってあるのですが、そもそもこの目盛りが裁断ラインとずれてます・・・。
この辺格安ゆえの大雑把さ(個体差?)、ということであきらめるしかない部分なんでしょう。 DC-210Nでは方眼+ガイドで合わせるのに慣れてたんで、当初ここは混乱の元でした。 受け木のキズが唯一信じられるラインだと気づくまではどうもうまく行かず。 受け木のキズ以外は飾りです。
消耗品ですが、軽く300〜400冊は切りましたが刃は問題なかったです。 ただ受け木の方がだいぶ限界らしく、受け木側の切り口が汚くなってきました。 しっかりはまっており、打ち込みとかする必要があるようで面倒そうだったんで最後までそのままでいきましたが、500冊くらいできついのかな? とはいえ1本で8カ所まで使えるからコストパフォーマンスは問題ないか。
最初は苦労した大型裁断機ですがゴム板改良でかなり使いやすくなり、また本がたまってきたらいっそ買ってもいいのかなと思っています(どこに置くか、が最大の問題点ですが)。 今回のように片づけの一環としてやるようならもはやこれしかない、というほどにいいです。 とにかく本を裁断するときにカバーはずすだけ、というのは裁断に対するイメージが変わります。 慣れてくると30分で30冊はいけますので。
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