2010.10.31
Kindle3での自炊電子書籍閲覧レビュー
Kindle3が到着、各機能とかのレビューをしようかと思いましたが各所にレビュー上がってますし、今更パッケージやら操作関連やらは不要そうなので自炊電子書籍の閲覧にどうよ?ってとこに絞ってレビュー。
文庫、新書とかはまったく問題ないので、今回は液晶より明らかに大きいサイズとなるA5、B5、A4のビジネス書、雑誌やコミックあたりで実際に自炊したものを見てみました。
※今回画像多いです。
ScansnapでJPEG、スーパーファインで取り込み(カラーかグレースケールはページがカラーかどうかで取り込み時に設定変えてます)、ChainLPでKindle3用設定を使いPDFに変換したものです。
余白カットもChainLPにお任せです。
それ以外は「Kindleで自炊時に気をつけたい5つのテクニック」あたりを参考に。
今回のChainLPの設定。ほとんどデフォルト設定のまま。
ガンマ補正はやったほうが読みやすくなりますが漫画だとトーンつぶれるので悩ましいところ。
コミックか小説かでノンブルとページ補正のみ変えてます。
まずはとっても売れてるらしい「もしドラ」。
この本は電子書籍が充実している方みたいなので自炊する意味は薄いんですが、本屋ならどこでも置いてあると思うので参考に。
表紙。本体そのもので大体同じ大きさ、液晶部分だとぐっと縮小されます。
モノクロにはなりますが結構キレイ。
本文はこんな感じ。
ルビまで含めて不足なく読めます。余白カットも有効に効いており全く問題なし。
次に、B5版コミック。KRコミックの4コマで「教艦ASTRO」
2巻、出ないのかなーと思いつつ裁断しました・・・
4コマはコマ割りがきっちりしてるので限界がわかりやすいのでサンプルにいいかな?
Kindle3だとかなり小さくなってしまう。
Kindle3だとセリフは問題ないけど細かいところが厳しい。
お次はB5ビジネス書、ということで「金持ち父さん貧乏父さん」
ロングセラーなのでこれも大抵の本屋で実物見れると思いますので参考に。
表紙捨てちゃった。
ChainLPで余白はかなりカットできてますが、かなり細かい。
拡大すると字としては問題ない。白い粒は比較用の米粒。
このあたりになってくると読めるかどうか微妙なところでしょう。
私は「読める」と判断しますが、これが限界かなとも思います。
次にA4一般紙。これは「iPhoneパーフェクトガイド for ビジネス」
Kindle3だと実物の半分以下になってる。 Kindle3の方、今気づいたけど表紙じゃないな・・・
見出しは大丈夫だけど本文は細かすぎて非常に厳しい。
真ん中の白い粒は比較用米粒。一応字としては認識可能。読んでられるかどうかはご判断にお任せ。
俺は無理。
最後にA4漫画雑誌。漫画雑誌は「きららキャラット」しか買ってないのでとりあえずそれで。
(嫁がフラワーズとか買ってますが)
4コマなんで基本ASTROとあまり変わらない。
キルミーベイベーだと割と普通に読める。でも人物紹介部分は無理。
GAはかなり無理・・・
どうやら小説や一般紙ではKindle3ではA5~B5あたりが読めるかどうか分岐点となりそうです。
今回はChainLPにお任せのお気楽PDF変換のみでしたが、もっと設定を色々やってみれば読みやすさは変わるかも。
あと、画像zipだとまた違ったりするかもしれませんが、扱いが面倒そうなんだよな・・・
コミックは書き込み度次第なのでまだ設定を試してますが、なかなか難しい。
コマ割り大きめのやつならA4雑誌でも問題ないんですが、細かいのはキツイです。
どんな作品も、となるとやはりiPadやKindleDXクラスの液晶が必要かもしれません。
最後に操作感としては、いずれもChainLPで変換、画像としてのサイズは固定なのでページ送りはまったく問題なし。
最初は白黒反転が気になるかと思ったのですが、このスピードなら殆ど気になりません。
ページ送りはは心配しなくて良いかと思います。
指定ページへの移動は移動先ページNoをキーボードで指定、でも数字キーがないためちょっと操作は煩雑ですが可能です。
あと、もちろん日本語表示対応なのでタイトルは日本語でOKでした。
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Posted at 2010.11.13 10:11 PM by 裁断機DC-210Nレビュー - あどえすとモバイルなくらし