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2012.12.25

Windows8はLGA775のPentiumE5200でも結構いけそう

なーんとなく緊急性がないこともあって延び延びになっているWindows8試すことにしました。

アップグレード版3300円のキャンペーンも1/31までだし、今からなら正月休みにゆっくり検証できるし、良いタイミングかなと。
録画機でそれほどのスペックは要らないので、余りパーツで1台組み上げ。

ケースはAntec Aria。2004年頃に買ったものです。
デザイン性のあるMicroATXのキューブ、ということでしばらく後継機も出ていたようですがこれは初期型。
Aria_1
長らく使ってるので結構ボロくなってきてますが、フレームは大丈夫。
5インチベイはドライブカバー外してリムーバブルにしてます。

Aria_2
マザーボードは2007年のBIOSTAR TF7100P-M7。もうマザーボードからは撤退したnVidiaのチップセットです。当時は省電力ってことでそれなりに注目されてた。
VGAオンボードでHDMIもDVIもあるので結構便利。
CPUはPentium Dual-Core E5200、メモリはもちろんDDR2です。シングルチャネルなので余り物の2GB+1GBという変則構成で3GBに。

HDDはWD2500JD。2003年頃のHDD。
中途半端な容量ですが、将来的にSSDなりに移行すると思えば問題ない。
録画に使うからSSDにはしないけど、2.5インチのHDDにするのはありかな?

Antec Ariaにマザーボード組み込み。
電源が古さを感じさせる20ピンで、TF7100P-M7の24ピンに4ピン足りませんが1番ピンに寄せて刺せばとりあえず動くので忘れておくことにします。
増えた4ピンはPCI-Express用だということですが、VGA刺すつもりないし大丈夫でしょう。

Aria_3
狭い・・・

パーツの中で一番新しいのがCPUで、それでも2008年発売なので、もう4年強経ってるんですね。
こんな今となっては貧弱貧弱ゥゥ!!なスペックですが、元々の録画機の構成です。
この構成にWindows8アップグレード版を入れてみました。
メモリ3GBだし、録画専用機なら64bitにする意味が無いので32bit版です。

インストールについてはアップグレード版なのでまず元となるXPを入れ、それからWindows8を入れることになります。

ここでWindows8はAHCIに標準対応してますので、AHCIにしたいところですが、XPをAHCIに対応させてから・・・というのはいかにも面倒。
そもそも古いマザーボードなのでFDDのポートはあるけどケーブルどこ行ったっけ?という問題が。

実際には元のOSのディレクトリがあればアップグレードとして動いてくれるみたいでXPの方は割とどうでも良く、まずXPをIDEモードで入れた後、BIOSでAHCIに切り替えてWindows8のインストールDVDからブートさせてインストールするとAHCIでインストールOKでした。
どうせXPからだと引き継ぎなんかないのでこの方が簡単。ライセンス認証も問題なし。

XPの方はメディアあるしWindows8アップグレード版ダウンロードの必要もないので、各種ドライバすら入れず、ネットワークにすら繋がらない状態からそのままアップグレードしたのですが問題ありませんでした。
Windowsフォルダさえあればいい、という話もあるので旧バージョンのチェックは「ザル」なのかも。

その後のWindows8のインストールについてはドライバを別途入れることもなくデバイスすべて認識しました。
ここまでキレイにハードウェア認識したの初めてかも。
このあたりは一昔前の構成で組む最大のメリットですね。

Windows8Ex
早速エクスペリエンスを見てみたところ、ダメダメか?と思いきや割といい。
流石にGeForce7100のグラフィックは2.7とか3.0ですが、CPUは6.0、メモリもHDDも5.0超えてます。

実際に動かしていても問題なく動きますし、XPより軽い印象。重いOS入れたときの引っかかるような感じはありません。
エクスペリエンスで悪いグラフィック周りですが、それも普通に動かす分には問題なく、インストールしたてとはいえメインのi7 2600K+Windows7と比べてもそれほど遅いとは思いません。
流石に動画再生とかやり始めると辛いでしょうが、用途は録画専用機なので問題なし。
実際に使うにしても適当なビデオカード刺せばたいてい行けるんじゃないかな?
Core2世代のCPUなら、Windows8のために新しく一式揃える、とかは当面必要なさそうです。

とはいえ、噂通りWindows8のインターフェースには慣れません。
キャプチャ貼り付けようとして「ペイント」を探すのにも一苦労。
Windows95から見慣れたスタートボタンがないことがこれほど面倒とは。
デスクトップやキーボードのショートカット頼みって、iPad/iPhoneやAndroidと同じなんですが、PCのOSとして触れると

Windows3.1あたりまで退化してるような気がする

のは気のせいですよね・・・
タブレット的、といえばそうなんですが、マウスオペレーションには向いてない。
標準構成のまま日常的に使うには辛そう。仕事場で導入されたら特にキツイ。
スタートボタンを表示するツールとかもあるようなのでそれがインストールできればいいんですが、仕事場のPCでは自由にツール入れるのは認められてないし・・・。

最初に使うのがコレなら問題ないんでしょうが・・・慣れるのかなあ。

ともあれ、OSそのもののインストールは問題ないことが分かったので、次回は中古で手に入れた予備PT2をセットアップ・・・と思ったんですが、B-CAS用のカードリーダーが無いことを忘れてました。
まずはカードリーダーを調達しないとです。